第14回キッズデザイン協議会会長賞 受賞

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2020年9月30日

社会福祉法人 コビーソシオ(本部 東京都目黒区/理事長 小林照男)では、ミサワホーム総合研究所と日本女子大学定行まり子研究室が、コビーグループの保育園で行った「保育所における1 歳児の『主体的な活動』からみた空間・環境に関する研究」において、第14 回キッズデザイン賞(主催 特定非営利活動法人キッズデザイン協議会/後援 経済産業省、消費者庁、内閣府)の上位賞である「キッズデザイン協議会会長賞」を受賞しました。

【受賞概要】

■保育所における1歳児の「主体的な活動」からみた空間・環境に関する研究《子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門》

ミサワホーム総合研究所と日本女子大学定行まり子研究室は、2年間をかけて、コビーソシオおよび株式会社コビーアンドアソシエイツ(本社 千葉県野田市/代表取締役 小林照男)が運営する4つの認可保育園において、園での園児の活動を計測する調査を実施しました。

近年需要が高まる1歳児の保育に着目し、子どもが主体的に遊び、健やかに生活できる良質な保育環境作りを目指し、研究が行われました。この結果、子どもの「待つ」場面を減らし、自分で身の回りのことをしやすい空間を用意することが重要であり、行為の流れに沿って部屋を移動する「スライド型」が有効であることが分かりました。また、遊びを通して多様な身体経験を確保するためには、外遊びの環境を充実させ、園庭内の遊具や自然物など「物的環境要素」を豊かにすることが効果的であることが分かりました。今後の新園開設において、これらの成果を反映させていく考えです。

※コビーソシオ、コビーアンドアソシエイツ、ミサワホーム総合研究所、日本女子大学定行まり子研究室の4者共同実施の研究・調査

【審査員講評】
子どもの行動特性と建築の関連性に関する有益な知見である。クラスの人数と保育室の空間構成、外遊びの場に関する課題について、観察や動作、身体活動量などの調査を実施している。午睡時間の落ち着き確保のためには、行為の流れで移動するスライド型の空間構成が良いとの知見も得られた。キッズデザインの空間開発に資する素晴らしい取組である。

【コビーグループ】
社会福祉法人コビーソシオと株式会社コビーアンドアソシエイツからなるコビーグループでは、認可保育園の運営に特化し、東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・山形で33園の保育施設を運営しています。「Quality Child Care and Solutions」を社是とし、感動を伴う高品質な保育および保育サービスの提供に取り組んでおります。また、園児が多くの時間を過ごす園舎の役割を重視し、固定概念にとらわれない保育環境づくりを行っています。

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【本件に関するお問合せ先】
社会福祉法人 コビーソシオ 事務局 広報担当 小田
TEL 03-6452-3893 FAX 03-3714-2570